最新ネーミング事情Vol.87
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少し変わった自治体の部署名

ひとくちにネーミングと言っても様々なジャンルがあります。
商品名やブランド名、社名やコーポレートブランド、施設や店舗名、機能名・技術名やサービス名などなど。
ネーミングの目的として「特徴をわかりやすくアピールする」「インパクトのある表現で印象づける」などがありますが、今回は少し変わった名前で存在感をアピールしている自治体の部署名をいくつかご紹介します。

●りんご課(青森県弘前市)
さすが青森という感じのネーミングですが、弘前市役所にある部署名で、りんごの生産振興、販売対策などを行っているようです。また似たような部署名には「有田みかん課/和歌山県有田市」、「みかん課/愛媛県八幡浜市」などがあります。

●すぐやる課(千葉県松戸市)
スズメ蜂の駆除など「急いで対処する必要があるものは早急に実行する」という行動指標が部署名になっています。命名者はマツモトキヨシ創業者として知られる松本清氏で、この試みが成功したため全国各地で同名の部署が多数作られたそうです。

●お困りです課(兵庫県芦屋市)
ややダジャレ系ですが、市民の窓口として苦情・要望・ご意見などを聞く部署のようです。親切・ていねい・迅速をモットーとして、日々市民の皆さんの要望を伺っているとのこと。

●おもてなし課(高知県)
高知県の県庁にある課で、観光客へのおもてなしの推進、観光地の美化、観光ガイドの育成などを行っています。作家の有川浩さんの小説「県庁おもてなし課」の舞台にもなっているようです。

●お住もう課(佐賀県武雄市)
市内への定住促進強化に取り組むための「お住もう課」を設置。現在の空き家バンク制度、市外からの転入者が古い家を改築したり新築する場合は市が補助金を出すなどの活動を行っています。HPをみるとメインビジュアルはお相撲に引っかけた関取のイラストを採用しているようです。
2016年7月更新
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