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政党名と登録商標
今月行われる衆議院議員総選挙ともない、連日話題となっているのが、小池百合子東京都知事が立ち上げた「希望の党」です(2017年10月1日現在)。
また、一部メディアでは2017年2月の時点で「希望の党」が小池氏本人によって商標出願されていた件も報道されました。
登録状況を調べますと、
2017年2月20日に出願、9月1日付けで登録が完了しています。
また、登録している商標分類は、
16類(印刷物、紙製のぼり、など)
41類(政治に関するセミナーや講演会の開催、など)
42類(政治に関する調査や情報の提供、など)
です。
ここまで見ると、最も重要だと思われる「政治活動」での商標登録がないことが気になる方もいらっしゃるかもしれません。
実は「政治活動」という商標分類は存在しないのです。「政治活動」は営利目的で行うものではないという原則があるので、商品やサービスに該当しないからです。
代わりに、殆どの政党が、自らの主催するセミナーや、配布するノベルティなどの商標分類で政党名を登録しています。
近年、悪意の商標出願により、政党名も狙われやすくなっています。新党の立ち上げ時に、商標面でも根回しが重要になっているようです。
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