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2017年上半期注目のネーミング
今年も早いものでもうすぐ折り返し地点です。今回は、2017年上半期に話題になった商業施設・サービス・商品のネーミングを取り上げてみました。
GINZA SIX
4月に開業した商業施設で、オープン時には約2500人が行列を作るほどの盛況ぶりでした。
語源は、所在地の「銀座6丁目」から。一見味気ない名前のようですが、海外ではむしろ番地や通りの名前がそのまま建物の名称になるケースが一般的で、海外観光客をメインターゲットに置いていることも伺わせます。また、運営する森ビルの公式サイトによると『5つ星を超える6つ星級の価値をもった施設である』という意味も込められているそうです。
トランスイート四季島
5月から運行を開始した豪華寝台列車で、料金は3泊4日で74万~95万円とかなり高額ですが、来年3月分まで完売しています。
公式サイトによると、『「TRAIN SUITE(トランスイート)」は、フランス語をベースとした造語』で、『「四季島」は日本の古い国名「しきしま」をもとに、美しい四季と伝統を感じながらの旅を連想させ、時間と空間の移り変わりを楽しむ列車であるという想いを込めて命名』とのこと。
「しきしま」は崇神天皇・欽明天皇が都を置いた、大和 国磯城郡(現在の奈良県)の地名で、和歌では「大和」にかかる枕詞として使われていることから、日本の異称とされています。
Nintendo Switch
3月に発売された新型ゲーム機。先代に当たるWii Uの倍に匹敵する販売ペースであるとのことです。
ネーミングの由来はコントローラーの形状や、据置/携帯などの形状をSWITCH(切り替え)出来ることから。
また、SWTCHには「転換」という意味があり、「日々の娯楽に転換をもたらす」という意味も込められているようです。
うんこ漢字ドリル
小学生に話題の漢字ドリルで、学習参考書としては異例の100万部を超える売上を記録しました。
ネーミングの由来は正に読んで字の如くで、ドリルの内容も全て「うんこ」が必ず文章に入っているという衝撃の内容になっています。
ちなみに、「うんこ」そのものの語源は、いきばる声の「うん」と、~することの意などを表す接尾辞の「こ」から来ています。
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