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平昌オリンピックの注目ワード
今年の冬季オリンピックは日本が過去最多の13個のメダルを獲得するなど、注目度の高い大会でした。今回は、今大会で注目された競技に関するワードについて取り上げてみました。
アクセル、サルコウ、ルッツ(フィギュアスケートのジャンプ名)
初めて跳んだ選手の名前に由来します。踏み切り時の向きや、つま先で跳ぶか・エッジで跳ぶか、などがそれぞれの技の違いです。
今でこそ3回転、4回転が当たり前の世界ですが、どれも最初に跳ばれたのは100年以上前で、当時の回転数は1回転のみ。
ちなみに、ループ、トウループ、フリップは人名ではなく英単語です。踏み切りやジャンプ中の挙動が由来という説が有力です。
※ループについては欧州では最初に飛んだ選手の名から「リットベルガー」という呼び名のほうが一般的とのこと。
チームパシュート(スピードスケートの競技名)
パシュート(Pursuit)は英語で「追跡、追撃」という意味です。
同じチームでポジションを入れ替えながら滑っていることが由来であることはすぐに思い浮かびますが、実はそれだけではないようです。
オリンピックのようなハイレベルな戦いでは、実質タイム勝負のように見えますが、もう一つの決着のしかたとして「相手チームに追いつく」というものがあります。
他の種目と違い、並走ではなく半周離れた位置からスタートしているのは、この競技の本質が「追いかけっこ」であるからということですね。
ちなみに、この方式は自転車などでも採用されているそうです。
ノルディック(スキーのカテゴリー名)
「ノルディック複合」というワードをよく耳にしますが、「ノルディック」は単一の種目名ではなくカテゴリー名の一つです。
ノルディック(NORDIC)は「北欧の」という意味で、比較的平地が多い地方で発達した競技です。クロスカントリー、ジャンプがここに含まれます。
対して急斜面の多い地域で発達したのがアルペン(ALPINE)で、「アルプス山脈の」という意味です。これには回転や滑降などが含まれます。
また、どちらにも属さないのが「フリースタイル」でここにモーグル(雪のコブ、の意)、ハーフパイプ、エアリアルなどが含まれます。
そだねー(カーリング女子日本代表)
カーリング女子日本代表チームが作戦会議中に話す言葉が話題となっています。「そだねー」は早くも今年の流行語大賞にノミネートされそうな勢いです。
メンバー全員が北海道北見市出身とのことで、絶妙な訛り具合が、人々の心を引きつけるポイントになっています。
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