最新ネーミング事情Vol.128


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寒い季節に向けた飲料ネーミング

肌寒い季節になり、温かい物にシフトすることが増えてきました。
今回はネーミングの観点から温かい食品や飲料のネーミング傾向をピックアップしていきます。

■「冷え知らず」さん/永谷園
働く女性のために、同じ悩みを持つ女性社員さんが開発したインスタント商品です。「冷え知らずさん」と、ターゲットに呼び掛けているようなフレーズで、商品のコンセプトがわかります。また生姜のレベルが商品によって1~3段階に分けて表示してあり、好みが選択できるそうです。

■コクうまコーンポタージュ/アサヒ飲料
コク、とろみ、うまみが特徴の濃厚コーンポタージュです。「コクがあってうまい」からの略称となりますが、特徴を4文字で表記することで覚えやすく、またインターネットなどから検索しやすいのも戦略の一つかと推測されます。

■GO:GOOD ゴクっ!とミネストローネ/日本コカ・コーラ
ゴーグッドは、自販機限定の商品で、3商品(ミネストローネ、コーンポタージュ、海老のビスク)のラインナップです。※2019年12月現在 スキマ時間にサッと飲んで、美味しさで小腹を満たし、次の一歩へ素早く気分転換ができる飲料を意識して開発されたそうです。(※ホームページ参照) GOやGOODの前向きな単語をネーミングに使用することで、ユーザーの感情に寄り添う 印象をあたえます。また音感から、ゴクッと飲めるイメージも。

■とろりと煮込んだ具材が溶け込む海老のビスク/ポッカサッポロ
「じっくりコトコト ご褒美ダイニング」シリーズ内の商品です。ホームページには「じっくりと手間暇かけて、素材の旨みと具材がとろりと溶け込んだ、味わい深いごちそうスープをつくりました」と記載されています。具材の特徴を表現したネーミングで伝わりやすく、顧客維持の戦略へと繋がります。

■PANTO/Del Monte(キッコーマン)
PANTOという命名はその名の通り「パンと一緒に」という意味があり、あくまで主役はパンであり、パンと一緒においしく、健康的にという想いを込めて開発されたスープです。春夏と秋冬で4商品のラインナップとなっています。※2019年12月現在ローマ字表記にすることで、ポップでオシャレなデザインになっています。
2019年12月更新
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