ゴールデンウィークを過ぎると暑さが急に増して、夏が近いのが感じられます。暑くなると炭酸飲料が欲しくなりますが、ここ数年でエナジードリンクが急激にブレイク。最古参のRed Bul(Red Bull GmbH)を筆頭にburn(日本コカコーラ)、MONSTER ENERGY(アサヒ飲料)、RAIZIN(ライジンジャパン)など。男性向けの印象が強かったエナジードリンク市場に今年に入って女性向けと思われる商品が続々登場。男性向けとは違った切り口で新たなイメージを表現しています。今回はそんな女性向けのエナジードリンクのネーミングをご紹介します。
・Sweet×Energy(伊藤園)
ファミリーマート限定の女性向けエナジードリンク。女性向けをイメージしたのかパッケージもピンク色です。ノンカフェインなので他のエナジードリンクと違い妊娠中の飲用はお控えくださいの表記なしとなっています。ネーミングにSWEETと入っているのが男性向けとは違った印象が感じられます。
・JOMA(エーザイ)
JOMAは日本語の魔女を逆スペルした造語のようです。パッケージは赤い缶を魔女の手がつかんでいるイメージ。カロリー低めでチョコラBBで実績のあるビタミンB群などを配合しています。音感が斬新なネーミングです。
・スーパーフルーツラボ・アサイーチャージ(カルピス・アサヒ飲料)
キモチ・アガル・エナジーをキャッチフレーズにしたアサイー配合のフルーツ系エナジードリンクです。内容量190mlと少なめでポリフェノール、ビタミンB6、カフェイン+アサイー(疲労回復効果)を配合しています。やや長めで説明的な印象を受けます。
・hakko(ハッコ)・マルコメ
糀(こうじ)を使用した発酵系のエナジードリンク。塩糀、食物繊維入りでグレープフルーツ味です。毎日が忙しい女性のために開発されたエナジードリンク。発酵をスペルにしてhakkoとしているのが女性向けをイメージさせます。
今回は女性向けエナジードリンクを取り上げましたが、同じジャンルの商品でも男性向けと女性向けでは表現も音感も大きく変わっているのが印象的です。ネーミングはターゲットによって表現を変えるべきということを改めて教えられた気がします。