おもちゃ業界のトレンドも、コロナ禍の影響を大きく受けているようです。
今回は、このクリスマスにお家で遊べる、話題のおもちゃについて取り上げてみました。
スマートデバイス系
- Tamagotchi Smart(スマートウォッチ型おもちゃ)
- ポケモン図鑑 スマホロトム+(スマートフォン型おもちゃ)
- カメラもIN! マウスできせかえ! すみっコぐらしパソコン プレミアムプラス(ノートPC型おもちゃ)
- 小学館の図鑑 NEOPad DX(タブレット型おもちゃ)
在宅ワークの増加に伴い、子どもたちが保護者のスマートデバイスに興味を持つ機会が増え、それらを模したおもちゃが人気になっているそうです。
ネーミングも、SMART、スマホ、○○PAD、など、子どもたちが憧れるデバイス名をもじっているものがほとんどです。
一方、大人向け同様、毎年バージョンアップされることも恒例になっているようで、機能更新版の名称(プラス、プレミアム、DX、など)はどの商品も苦労している様子が伺われます。
メイキングトイ系
- パチェリエ(ピースをジョイントで繋げて、バッグやポーチを作れる)
- Oh! My Zips!(ジップシートを繋げて、バッグやポーチを作れる)
- Mix watch(パーツを組み合わせて、オリジナルの腕時計を作れる)
お家で過ごす時間が増えたことから、雑貨やアクセサリーを手作りできるおもちゃの人気も高まっているそうです。
基本的にはわかりやすいネーミングが多いのですが、やや異彩を放つのが「パチェリエ」で、公式Twitterによると「パッチワーク+クリエイト」の造語とのことです。
「パチェリエ」は直感的なわかりやすさは劣るものの、印象に残る響きで、メイキングトイの1カテゴリーとして定着しているものと思われます。
アナログプログラミング系
- ころがスイッチ
- カラコロピタン
- くみくみスロープ
「スロープに沿ってボールを転がす」玩具は昔からありますが、最近は「スロープを自ら組み立て、ボールをゴールまで導く」玩具が人気です。
プログラミング学習の入り口としても注目されており、これらは「アナログプログラミング」とも呼ばれているそうです。
幼児向けテレビ番組の「ピタゴラスイッチ」の影響も大きいようで、「スイッチ」というワードを用いている「ころがスイッチ」、音感や字面がどことなく「ピタゴラスイッチ」を想起させる「カラコロピタン」などのネーミングは、同番組からインスピレーションを受けているであろうと推察されます。