ネーミングで使える言葉は一見無限のように思えますが、やはりそのジャンル特有のルールや状況によって、使ってはいけない、いわゆるNGワードというものが存在します。
今回はそんなネーミングにおけるNGワードをテーマにご紹介していきたいと思います。
●薬事法などでのNGワード例
・治る、効く、下がる(熱や血圧などが)、やせる、眠れる、ぐっすり、etc
主に薬品や健康食品などで適用されるNGワードで、薬用効果をストレートに表現したネーミングは一般的にNGとされるケースが多いです。例として安眠効果のある入浴剤の説明コピーで「ぐっすり」や「すやすや」などがNGとされたことがありました。
●業界内規制などのNGワード例
・完熟、とれたて、もぎたて、純粋、ピュア、etc
主に食品などで適用されるNGワードで、例えば「完熟」の場合「何を根拠に完熟というのか」という基準がはっきりしないので業界的に根拠のない「完熟」は使えないといったことがあるようです。
●最高などのグレードを表すNGワード例
・最高、上質、高級、本格、トップ、ハイグレード、etc
あらゆるジャンルで適用される機会の多い上記の言葉は「何を根拠に最高といっているのかが不明」との理由でNGになることが多いようです。
●震災などでNGになった例
東日本大震災以降、被災者の気持ちを考慮し、「津波」や「水害」または「地震」などを連想させる名詞や擬音語・擬態語などがやや使いにくいという理由でNGになるケースもあるようです。ただ明確な基準がないため、どこから使えないのかという判断は各自にゆだねられています。