日中でも寒さが厳しいこの季節。様々な「暖」需要で、冬物商戦はまだまだ活気を見せています。
今回は、商品のネーミングでは「温かい」をどう表現しているのかについてまとめました。
【オノマトペ表現】
- ホカロン(ロッテ)
屋外でも体の芯からホカホカと温かくなれる携帯カイロとして、1978年に発売しました。当時は薬局・薬店が主要販路で、薬の商品名に多い「~ン」と掛け合わせて「ホカロン」と命名されました。
ちなみに、カイロは日本独自の保温具で、石を温めて懐に入れた江戸時代の「温石(おんじゃく)」がルーツと言われています。
- 「ゆるぬく」シリーズ(ミズノ)
着圧感がゆるめな設計に、独自の吸湿発熱素材「ブレスサーモ」による発熱機能が加わったぬくぬく温かいルームウエアシリーズです。
「ゆるい」+「ぬくぬく」のオノマトペを交えることで、家の中でリラックスしながら手軽に身体を温められることを直感的に表現しています。
- 和漢日和 じんわり浴(アース製薬)
和漢と温泉ミネラル成分が温浴効果を高め、手足までしっかりと温めてくれる薬用入浴剤です。
「じんわり」からは、時間をかけて体の芯から温まることでお風呂から上がった後も温かさが持続するイメージを感じられます。
【比喩表現】
- まるでこたつソックス(岡本)
吸湿発熱素材を用いた独自の商品設計で温熱刺激するルームソックスで、まるでこたつに入っているような温かさを体験できます。
ふんわり包み込むような履き心地も、こたつでのくつろぎタイムらしい仕上がりとなっています。
- 魔法瓶ブランケット(LUGH)
独自の多重構造により素早く温まり、心地よい温湿度を保ってくれるブランケットです。
魔法瓶の仕組みをヒントにしており、保温性を表すネーミングとして他カテゴリーから採用しています。
外部からの冷気の侵入を防止するので、日常使いだけでなくアウトドアで活躍する点も魔法瓶にそっくりです。
- ブラックマグマ(ロゼット)
どろっとしたテクスチャーと赤黒いジェルがマグマを彷彿とさせるホットクレンジング。
「マグマ」というワードで、ホットクレンジングの温感と、メイクや皮脂汚れをしっかり落とす力強さの両方を表現しています。
ちなみに、溶岩末や火山土、溶岩クレイといったマグマ成分がミネラルパウダーとして実際に含まれています。
【ストレート表現】
- ヒートテック「極暖」(ユニクロ)
防寒インナーであるヒートテックは、より寒い環境用に「極暖」「超極暖」といったラインナップが展開されています。
「極めて暖かい」をそのままネーミングにすることで、直感的に通常の商品よりも防寒性能が高いことが伝わります。
なお、ヒートテックもHeat(熱)+Technology(技術)と「吸湿発熱・保温の繊維関連技術」が込められた、温かさを表すネーミングです。
- 激熱家族(アイリスオーヤマ)
カイロの平均温度は約60℃であるなか、それよりも約10℃高い高温タイプの屋外専用カイロであり、温度の高さをストレートに「激熱」と表現しています。
同シリーズでは平均温度の「ぽかぽか家族」や、室内に最適な「ほんわか低温タイプ」も展開されており、温度によって使うキーワードを変えています。
今回ご紹介した商品以外にも、「温かさ」を表現した商品は多くあります。
この冬はぜひネーミングからも温かさを感じてみてください。