日本は地震や水害、土砂崩れといった自然災害が多い国です。それは日本の地理的・気象的な条件が関係しているため、日本にいる限り付き合っていかなければなりません。
今回はいざという時のために備えておきたい「防災」に関するネーミングを取り上げます。
ZERO BOTTLE(アピデ)
災害時に最も重要な飲料水を確保できる、携帯型の浄水ボトルです。
水中の不純物を99.7%以上、細菌を99.9%以上除去でき、不純物を限りなく「ゼロ」に近づける世界最高レベルの浄水フィルターを搭載しています。
浄水後の水は純水(ピュアウォーター)のため、味はもちろん、臭いもありません。
くるまる(スツーレ)
車の座席で使える簡易トイレで、「車+おまる」から「くるまる」と名付けられました
コンパクトサイズで常備しやすく、お出かけの渋滞時などでも活躍します。
おまると聞くと子ども用をイメージしますが、耐荷重は200kgと大人も安心して使えます。
ちなみに「おまる」の語源は、排泄するという意味の古語「放る(まる)」に、接頭語の「御」がつけられたと言われています。
寝宿自在(谷沢製作所)
A4サイズの化粧箱に4人分の防災用寝具(枕付きエアーマット、不織布毛布、簡易アルミ毛布、耳栓など)が入っており、避難所や、帰宅困難者がオフィスで宿泊するときなどに使える「寝ること」に特化した防災用寝具セットです。
本棚や引き出しに収納できるコンパクトさでありながら、広げるとマットは2mとまさに伸縮自在で、どこでも宿のような寝床を確保できる柔軟性をネーミングに落とし込んでいます。
地産地防プロジェクト
地域によって起こりやすい災害の種類や防災知識の浸透具合などは異なるため、必要な防災内容も変わってきます。
国立研究開発法人防災科学技術研究所が、「地域で起こった災害に対して地域で対応する能力を持つこと、またその力を高めていくことの重要性」として提唱しているのが、「地産地消」(地元で生産されたものを地元で消費すること)になぞらえた「地産地防」です。
集落が広く点在している広島県神石(じんせき)高原町(こうげんちょう)では、高齢者の避難誘導や被害状況の把握、物資の輸送といった地域課題を、ドローンによって解決する地産地防プロジェクトが行われています。
ドローンによる防災マップの作成や、地域住民のドローン操縦訓練など、地元の防災力を高めています。
また、神石高原町をドローン技術の開発や活用拠点としたい企業・団体が参画することで、地域へのノウハウ移転や生業の創出にも寄与しています。
ココダヨ(ゼネテック)
災害警報に連動して、家族や友人など登録したメンバーの現在地情報を瞬時に自動受信するアプリです。
「ここだよ」と呼び掛ける口語をネーミングにしており、お子様や高齢者でも分かりやすく、緊急時の安否確認以外にも日常の見守りアプリとしての利用も可能です。
Stock-Stock(長田製作所)
会社などの備蓄品は、防災倉庫など普段目にしない場所に保管されがちです。
災害発生時、必要な備蓄品がどこに保管されているのか分からないといったことを防ぎながら、職場の日々の防災意識を高める「見せる防災備蓄庫」です。
こども用、アレルギー対応用などもあり、あらゆる場面の備蓄品セットに対応しています。
オフィスなどでは「事務用品、衛生用品など消耗備品の予備」として聞き馴染みのあるワードでありながら、備蓄であることを直接的に表現しています。
災害はいつ・どこで起こるか分かりません。そのため、普段から意識付けすることが大切です。
ネーミングは防災意識を高める一翼として、重要な役割を担っています。