最近のヨーグルトや乳酸菌飲料の売り場を見ますと、記号を使用した商品が目をひきます。
■明治プロビオヨーグルト LG21
このヨーグルトは青と白のツートンカラーのパッケージです。
ホームページによりますと、名前の由来は次の正式名称の頭文字展開とのことです。
正式名称/LACTOBACILLUSGASERI(ラクトバチルスガッセリー)OLL2716株。
この頭文字からLとGを、菌株ナンバーから21世紀への飛躍を込めて、LG21としたそうです。
ショルダーフレーズには、「リスクと戦う乳酸菌」を採用し、胃で生き残る力が強い事をアピールしており、ピロリ菌への効果も期待されています。
その他、プロビオヨーグルトブランドから「PA-3」「R-1」など異なる性質のヨーグルトを記号ネーミングで発売しています。
■カルピス 「守る働く乳酸菌」 L-92
カルピス社が開発した「L-92乳酸菌」は、そのままパッケージのメインデザインにされています。
L-92乳酸菌はアレルギー症状を緩和するとして注目されており、カルピス社のサプリメントなど、あらゆる商品に使用されています。ドリンクタイプのL-92は手軽に美味しく飲めるので、仕事や家事で忙しい人の強い味方です。
■雪印メグミルク 「恵-megumi-」 ガセリ菌SP株ヨーグルト
パッケージの上部に「内臓脂肪を減らす」と赤い文字で書かれたデザインで、megumiブランドから発売されている機能性表示のヨーグルトです。ガセリ菌SP株の機能を直接的に表記する事で、実際に悩みを抱えている消費者へ、わかりやすくアピールすることが出来ます。
その他、megumiブランドより「ビフィズス菌SP株ヨーグルト」も発売されています。
ショルダーフレーズで記号型ネーミングを強みに
それぞれの商品の共通点として、記号をメインとしたデザインとなっています。
ネーミングは記号型で無機質に見えますが、「何かわからないけど、しっかり効いてくれそう」などの期待感を持たせる事ができます。
さらに、ショルダーフレーズで効果感を補足することで、見過ごされがちな記号ネーミングを強みに変える効果があります。