ロシアがウクライナに対する軍事行動を開始したことに伴い、日本企業にも物流の停滞など様々な影響が出ているようです。
広告表現においても、ロシア軍のシンボルとなっている「Z」の使用を控える流れとなっています。
実際に、保険大手のチューリッヒ(ZURICH)は、企業ロゴの「Z」の使用をSNS上で取りやめていることが明らかになりました。
これまで、ネーミングの世界では、
- 「ゼット」という音の“力強さ”
- 「Z」という字面の“スタイリッシュさ”
- 「アルファベットの最後の文字」であることからもたらされる“究極イメージ”
などから、「Z」はポジティブな面で多く使われていました。
実際の商品名やサービス名でも
- フェアレディZ(自動車)
- Zマウント(ミラーレスカメラの規格)
- ビオレZ(制汗剤)
- Z会(通信教育)
- Zホールディングス(Yahoo!などの持ち株会社)
など、様々な業界で「Z」が用いられています。
また、
- マジンガーZ
- Ζガンダム(厳密にはギリシャ文字のゼータ)
- ドラゴンボールZ
- ウルトラマンZ
- シンカリオンZ
など、エンタメ系で特に多く使われている記号が「Z」なのです。
上記のような、既存商品やコンテンツの名称まで変えるのは現実的ではないと思われますが、新規の表現として「Z」を用いることについては、熟慮する必要がありそうです。