コンビニや量販店における商品サイクルが早まる中、各企業が既存ブランドのリニューアルや新商品の投入を図る過程で、フレーバーの表現方法にもいろいろな工夫がみられるようになってきました。 同じコンセプトやフレーバーでも、少しでも美味しさ感を表現したり、他品との差別化をはかりたい、消費者の購入意欲をかきたてたい、という思いの表れではないかと考えられます。
● フルーティ濃いちご(Meltykiss:明治製菓)
● ふんわりホワイトミルク(Airs:ロッテ)
●月夜のベリー(Glamatic:ロッテ)
● こだわりの塩(ポテトチップス:カルビー)
● 仁義なきのりわさび(暴君ハバネロ:東ハト)
● サンシャインミント(Ora2:サンスター)
上記の例を見ましても、使用される言葉は商品に対して直接的な表現だけでなく、イメージやシーンを盛り込み、各社フレーバーの特長を様々な方向から訴求しています。 こういった動きはコンビニ商品にかぎらず、飲食店でのメニューにも広がってきているようにも思えます。 チーズファンタジー(ドミノピザ)といったものから、料理上手なママのこだわりパスタサラダ(和民)まで、本当に多様なネーミングで展開されています。 確かに、ただの「玉子焼き」ではなく、「ふわとろ玉子焼き」 と書かれていたほうが、料理の仕上がりまで想像できますのでオーダーしたくなってしまうのではないでしょうか。
上記以外にも、うましお・濃厚など、ちょっとした言葉の変化やプラスアルファが、商品のイメージアップや美味しさ訴求につながっていくのです。