Column

最新ネーミング事情Vol.1 商品パッケージとネーミングの文字数について(根強い人気の2~4文字のネーミング)

流行の移り変わりの激しいネーミングの世界でも、特にサイクルの短い業界がお菓子のジャンルではないでしょうか。主な売り場がコンビニやスーパーであるため新商品が出ても人気がないとすぐに売り場から撤退と、厳しい生存競争にさらされています。 そんなお菓子のネーミングでは、いかに印象的でお客さまに手にとってもらえる表現が工夫されています。
例えば文字数、お菓子の世界ではパッケージも小さいため、できるだけ少ない文字数でイメージを表現できるかが求められます。長いネーミングだと、それだけパッケージに入る文字も小さくなりますし、覚えにくくなる欠点があります。

それでは最近コンビニで目についた短いネーミングを紹介します。
まずは江崎グリコの「CHEEZA/チーザ」。ネーミングからもイメージできるようにチーズ味のおつまみスナックのネーミング。語感から「ピザ」の連想もあり食欲をそそる表現になっています。
チョコレートではロッテの「NOCHE/ノーチェ」。意味はスペイン語の夜からきており、夜にゆっくり食べてほしいチョコレートの高級感をイメージしたものです。
アイスでは森永乳業の「MUKU/ムク」。こちらは100%の国産素材にこだわった商品のピュアさを日本語の無垢からとり英文字に変換したものです。
それぞれ英語、スペイン語、日本語の違いはありますがユーザーに短い言葉でイメージを伝えるのに成功しているネーミングといえそうです。