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最新ネーミング事情Vol.63 読めないネーミング

今でこそ浸透しているけれど、始めて見た時に読めなかったネーミングはありませんか? 今回は読み間違え易いネーミングを集めてみました。

Hermes(エルメス)
ギリシア語で水星。ギリシア神話で商業の神を表すことが由来となっているようです。[エルメス]というのは日本語読みで、フランス語では[エアメズ]、英語圏では[ハーミーズ]と発音されているようです。

Hanes(ヘインズ)
Tシャツの定番ブランドとして有名ですが、ローマ字読みすると「ハネス」とも読めてしまいます。歴史はけっこう古く1901年にアメリカで生まれた老舗のブランドです。

Peugeot(プジョー)
フランスの有名な自動車メーカー。創業者のアルマン・プジョー氏から。フランス語は日本人にはなかなか読みにくいかもしれません。ちなみに英語圏ではフランス語読みの[プジョー]が一般的ですが、英語読みで[パージョウ]、[ペジュ]などと呼ぶ方もいるようです。

OIOI(丸井)
ファッションビルなどの商業施設を展開する企業。創業当時は漢字の[丸井]でしたが、1973年OIOIキャンペーンと称し、会社のロゴマークを現在の[OIOI]に。電話番号も0101に変更しました。[OI]を2つ並べる事には意味づけがあるわけではなく、あくまでビジュアル的なイメージロゴだそうです。

Xi(クロッシィ)
NTTドコモの通信サービス。「X」は「人、物、情報のつながり」や「無限の可能性」を意味し、「i」は「イノベーション」や「私」を意味しており、さまざまな人、物、情報が有機的につながり、新たなイノベーションを引き起こしていくことを表現しているそうです。

ASUS(エイスース)
台湾のPCメーカー。なんと近年まで読み方が「諸説ある」状態で、「アスース」「エイサス」「アサス」など様々な呼び方をされていました。一昨年、「エイスース」が公式の読みであることが発表されました。

他にも読みにくい、読めないネーミングは沢山あります。浸透するまでに時間はかかりますが、印象に残りやすい個性的なネーミングです。