News Letter

VOL.128 さまざまな擬人化ネーミング

ネーミングには、商品名を擬人化する手法があります。 擬人化するメリットとして考えられるのは、商品を人に例える事で、 親しみやすさや暖かみ、信頼感などが表現できる事ではないでしょうか。 方法は、[1] 敬称(ミスター、さん、様、君)を付ける [2] 職業・地位など肩書きをつける (姫、先生、博士、職人) [3] 商品そのものを人名化、のようなパターンがあげられます。 下記は[1]~[3]の一例です。

[1] 敬称を付ける

きゅうりのキューちゃん ‥きゅうりの漬け物/東海漬け物
ガリガリ君 ‥‥‥‥‥‥アイスキャンディ/赤城乳業
一平ちゃん ‥‥‥‥‥‥即席めん/明星食品
ミセスロイド ‥‥‥‥‥‥防虫剤/白元
ミスタードーナツ ‥‥‥‥飲食店/ダスキン

[2] 職業・地位など、肩書きを付ける

Dr. Ci:Labo(ドクターシーラボ)‥ スキンケアブランド
米びつ先生 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥お米の虫除け/アラミック
麺職人 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥インスタント麺/日清食品
つや姫 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥山形県産のブランド米
優湯生 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥電気ポット/象印

[3] 人名化

うるるとさらら ‥‥‥‥‥エアコン/ダイキン
Ponta ‥‥‥‥‥‥‥‥ローソンのポイントカード、ポイントターミナルの略
伊右衛門 ‥‥‥‥‥‥清涼飲料/サントリー
なっちゃん ‥‥‥‥‥‥果実飲料/サントリー

ほんの一部の例ではありますが、上記を見てみますと[1] は日本語であるか、英語であるかによって印象が変わることが分かります。英語に比べて日本語の方がなじみのある呼び方ですので、親しみやすく感じるのではないでしょうか?
また、[2] 職業・地位では、肩書きを付けることによって本格感、信頼感を感じる事もできます。
[3] 人名化では商品特長を擬人化する事で、親しみやすくアピールする事ができます。