Column

最新ネーミング事情Vol.53 アンチエイジングのキャッチフレーズ

化粧品業界において様々なアンチエイジング化粧品が発売されています。
各社明るい印象のタレントを起用し、若々しく輝いた50代を印象づけ、ターゲットとなる女性の意識を向ける様々なコピーを使用しています。

● 50才から赤の贅沢美容[グレイスワン(コーセーコスメポート)]
年齢+色。イキイキとしたイメージの赤を使い、ターゲットと若々しさをアピールしています。赤とは何か?と惹きつける効果もあります。

●50才からのエイジングケア[エビータ(カネボウ化粧品)]
年齢+エイジングケア。直接的に表記する事で、加齢による悩みをケアする事をアピールしています。エイジングケアを意識している人の目にとまりやすいです。

●変わるよ!新50代[グレースソフィーナ(花王)]
呼びかけ+年齢。昔のイメージを拭い、現在の若い50代女性を[新50代]と表現しています。 どう変わるんだろう。とわくわくするフレーズです。

●スキンケアからヘアケアまで。「50の恵」[50の恵み(ロート製薬)]
使用用途+商品名。こちらは商品名にも数字を入れ直接的に表現しています。50代に50の恵みを詰め込んだ商品です。

ターゲットを直接表記すると、[自分が使う化粧品]という目印になり、ターゲットの意識を向ける事ができます。