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番外編.03 ヒット商品、ネーミングの決め手 【SEIKO LUKIA】

働く女性たちを輝かせるために誕生したウオッチブランド『LUKIA』が、 2020年で発売25周年を迎えます。1990年代初頭、男性用ウオッチに比べて、女性用は小さくて華奢なアクセサリーのようなデザインが主流でした。 しかし当時は、女性が社会で活躍する機会がますます増えており、パンツスーツに合うラージサイズモデルとして1995年に誕生したのが『LUKIA』です。

■ネーミングの由来

数ある候補の中から、響きの良さを重視して選ばれたネーミングで、 アルファベット一つひとつの文字に、ルキアがイメージする女性像が隠れています。

L

Lucid (輝く)

U

Unison (調和)

K

Keen (はつらつとした)

I

Intellectual (知的な)

A

Active (活動的な)

それぞれの時代によってどれを強調すべきかという変化はありますが、これらの5つのキーワードは、ルキアの【FIVE CONCEPT】として、発売当時から現在まで変わることなく引き継がれています。

■ネーミングの考察

ラ行は女性にとって心地よく感じる音。女性らしさ、高級感のある響き。

硬さ、強さ、鋭さをイメージする音。シャープな音感で輝き(キラキラ)をイメージ。

明るくはっきりとした音。積極性や意思の強さをイメージ。

また、西洋の女性名詞は語尾が(A)で終わることが多い。 全体で3音と短いので覚えやすく、優しさ・強さ・明るさなど、 とてもバランス良く調和したネーミングだと言えます。

■ブランドロゴ

2010年以降は赤を基調としているロゴも、25年間変わっていません。
直線的なデザインでマニッシュな美しさを表現し、縦長のシルエットは自立した女性をイメージしています。
じっくりとロゴを観察すると、L・U・K・I・Aの文字が隠れているようにも見えるデザインです。

■ブランドコンセプト&ターゲット

ブランドコンセプトは常に変化をつづけており、キャッチコピーと共にターゲットへのメッセージとして発信されています。

1995年当時
 「ファンクショナル・アクセサリーウオッチ」
 トータル・コーディネートに映え、存在感のある
 ラージフェイスの辛口デイリーウオッチ

現在~2020年
 仕事もプライベートも充実した毎日を送る、
 働く女性を輝かせる高機能レディスウオッチ

働く20~30代の女性をターゲットとしているルキアですが、「仕事もプライベートも」とするところに昨今の女性像が表現されています。また、人気モデルの単価が少しずつ上がってきていることもあり、従来の20代後半がメインではなく、30代を中心に支持が広がっているそうです。

■デザイン&カラー

1995年の初代モデルは、ケースもバンドもシルバーカラーで統一され、マニッシュでありながらシンプルに、アクセサリーとしてではなく実用性のためのウオッチとして、ニューヨークキャリアやミラネーゼのファッションに似合う大振りでクールなデザインを採用しました。

2000年代にはいってからは、機能と同時にフェミニンな可愛さを求める声もふえていき、ピンクカラーを使用したデザインの人気が高まったようです。今ではピンクゴールドとシルバーのツートーンカラーが一番人気だそうですが、その背景には、美しいピンクゴールドカラーを創りだすセイコーの技術力が必要不可欠でした。

■まとめ

これからクリスマスに向けて充実したラインアップが登場し、一層盛り上がりをみせるルキア。 中でも25周年企画の第1弾として2019年11月上旬に発売する、ニコライ・バーグマン氏とのコラボレーション限定モデルが話題となっており、フラワーアーティストならではの華やかさと上質な美しさが盛り込まれた大人のウオッチに仕上がっています。
ルキアを支える担当者たちは、業界の枠にとらわれず、常に女性のトレンドやエンドユーザーの消費動向に関心を持って、商品開発やプロモーションに取り組んでいるそうです。