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VOL.133 (2014.07)
商標登録まで考えたプランニング
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■商標はいつ出願するか?
結論から言うと商標はできるだけ早く出願すべきです。日本では先願主義がとられています。
他者に登録されても、それより前に使用していれば商標を使えるという制度も存在しますが、そのためには「その商標が著名であること」「不正競争の目的がないこと」など、難しい要件をクリアしなければなりません。現実的には、「早い者勝ち」であると言えます。
■商標出願から登録まで、約6ヶ月かかります。
「商標調査が通過できた時点で商品を発売してもよいのか?それとも、商標登録が完了するまで発売を待つべきか?」と、ご質問をいただくことがあります。
業界にもよりますが、商標調査が通過できた時点で、登録を待たずに商品の発売と商標出願を並行して行うケースも少なくないことは確かです。理由としては、主に以下の二点があるようです。
・商品開発のサイクルが早く、登録を待っている余裕が無い。
商標出願から登録まで、約6ヶ月かかります。トレンドの移り変わりが激しい食品メーカーなどは
企画のスタートから発売までを半年以内に行うことも珍しくありません。
・データベースから、新製品の企画を知られたくない。
商標出願中は、どの企業が、どのカテゴリーで、どのような商標を出願しているか、特許庁のデータベース(IPDL)で誰でも見ることができます。例えば、子どもたちに人気の戦隊ヒーローなどは、実は放映の半年も前にIPDLから次の企画が分かるというのがファンの間では有名です。
そのような状況を嫌がり、ギリギリまで商標出願を遅らせる企業もあるようです。
■商標登録が完了してからの展開が理想です。
本来は商標登録してから商品を発売するのが理想です。
出願されてからデータベースに反映されるまで約1ヶ月の空白期間があります。空白期間の情報は弁理士による調査であっても見つけ出すことは困難です。空白期間の先願商標にバッティングしてしまうと、検討していたネーミングが使えなくなる恐れがあります。
商品の企画・開発は、商標登録までのスケジュールを考慮したプラン作りが重要です。
NNRでは、短納期でのネーミングのご提案と、顧問弁理士との連携による、スピーディーな商標調査・出願・登録のお手伝いが可能です。
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