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最新ネーミング事情Vol.103 美容家電のネーミング

美容家電など美容関連の市場は年々活性化しており、数多くの製品が上市しております。今回は注目の美容家電のネーミングを3つピックアップします。

・ナノケア(Panasonic)
独自の【ナノイー技術】+CARE(ケア)の造語。
ネーミングからは、肌の深層部までケアしてくれそうな印象を受けます。
Panasonic Beautyと言えば、家電量販店でも広く売り場を構えており、ナノケアは主力ブランドです。その中でもヘアードライヤー【ナノケア】は国内だけではなく、海外からも注目されています。3年前から【Panasonic Beauty Premium】という、カウンセリングなどのアフターサービスも充実した最上級ラインも展開しています。

・ACETINO(ヤーマン)
ACE(一番)+TINO(スペイン語:巧みな)の造語。
ネーミングからは意味の想起は難しいですが、通販で名前を繰り返し易く聞き取りやすい音感となっています。「自宅で本格的な全身ケアを目指す」をコンセプトに、複雑なエステティシャンの動きを再現した【アセチノ】シリーズ。通販をメインとし、家電量販店やバラエティショップなど幅広く取り扱われておりシリーズ累計200万台を突破しています。

・HADACRIE(日立)
肌+CREATE(創造する)の造語。
英語や他言語からの発想の多い美容家電のネーミングですが、日立は【肌】から発想しています。日立は美顔器ではなく【保湿サポート器】としており、普段のお手入れに加えるだけで潤いに満ちた輝く美肌に導くサポートをする、をコンセプトとしています。

この他も、多くのメーカーから美容家電が販売されており、値段も手頃なものから高級なものと様々です。エステに行かずに空いた時間に自分でケア出来る美容家電は今後も注目です。