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最新ネーミング事情 Vol.181 進化を続ける渋谷の新施設

2024年のゴールデンウィークに、東京・渋谷のTSUTAYAが大規模なリニューアルオープンを果たし、大きな話題となりました。
TSUTAYAだけでなく、ここ数年、渋谷全体が変貌を遂げ続けています。
今回は、最近渋谷に誕生した、またはこれから開業する注目の施設をいくつかご紹介します。

  • 渋谷ストリーム(SHIBUYA STREAM)

2018年9月に開業した複合施設で、オフィス部分にはGoogleの本社が入居しています。
名称の由来は「敷地の横を流れる渋谷川」と「人の流れや時代の流れを生み出したい」という思いから。
ちなみに、渋谷川は戦後の復興時に暗渠となったため、知る人ぞ知る存在である時期が長く続いていました。当時、旧・東急百貨店東横店の地下に流れていたため、デパ地下が存在しなかったとも言われています。
渋谷ストリームを含めた再開発に伴い渋谷川も移設され、数十年ぶりに地表に姿を現しました。

  • 渋谷フクラス(SHIBUYA FUKURAS)

2019年10月開業。
「膨らす(膨らます)」に由来し、「渋谷および本ビルを訪れるすべての人々の幸福を大きく膨らませていきたい」という思いが込められています。
旧・東急プラザ渋谷の跡地に建設されており、現在は本施設の2階から8階に東急プラザが再出店しています。

  • 渋谷スクランブルスクエア(SHIBUYA SCRAMBLE SQUARE)

2019年11月開業。
由来は「多様な人々が交流・混じり合うSCRAMBLE)」から。渋谷駅前の「スクランブル交差点」にもちなんでいるそうです。
本施設内には、渋谷エリアで最も高い位置にある展望フロア「SHIBUYA SKY」があります。
逆に言うと、「SHIBUYA SKY」はこれ自体がビルやタワーの名称ではなく、施設内の特定フロアを指しているのです。

  • 道玄坂通(dogenzaka-dori)

2023年8月開業。
「通」と表現していますが、建物は横に細長いわけではなく、28階建ての大型ビルです。
カタカナではなく漢字による、近年では珍しい表記となっており、「道玄坂に通(みち)を拓く」というコンセプトがそのままネーミングに落とし込まれています。

  • 渋谷サクラステージ(Shibuya Sakura Stage)

2023年末に竣工し、2024年の夏に全面開業予定の最新の複合施設です。
名前の由来は、所在地の「渋谷区桜丘町」から。
桜丘町は繁華街とは渋谷駅を挟んで反対側に位置し、独特の街並みを形成していました。
本施設は、今後の渋谷の街そのものを大きく変える可能性があり、大きな注目を集めています。

  • 渋谷アクシュ(SHIBUYA AXSH)

これから開業予定(2024年7月)の複合施設です。
港区青山と渋谷駅の中間に位置することから、「”A”OYAMA」「X(CROSS)」「”SH”IBUYA」、そして、挨拶や友好を示す「握手」が由来です。