ネーミングには、商品名を擬人化する手法があります。 擬人化するメリットとして考えられるのは、商品を人に例える事で、 親しみやすさや暖かみ、信頼感などが表現できる事ではないでしょうか。 方法は、[1] 敬称(ミスター、さん、様、君)を付ける [2] 職業・地位など肩書きをつける (姫、先生、博士、職人) [3] 商品そのものを人名化、のようなパターンがあげられます。 下記は[1]~[3]の一例です。
[1] 敬称を付ける
きゅうりのキューちゃん ‥ | きゅうりの漬け物/東海漬け物 |
ガリガリ君 ‥‥‥‥‥‥ | アイスキャンディ/赤城乳業 |
一平ちゃん ‥‥‥‥‥‥ | 即席めん/明星食品 |
ミセスロイド ‥‥‥‥‥‥ | 防虫剤/白元 |
ミスタードーナツ ‥‥‥‥ | 飲食店/ダスキン |
[2] 職業・地位など、肩書きを付ける
Dr. Ci:Labo(ドクターシーラボ)‥ | スキンケアブランド |
米びつ先生 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ | お米の虫除け/アラミック |
麺職人 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ | インスタント麺/日清食品 |
つや姫 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ | 山形県産のブランド米 |
優湯生 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ | 電気ポット/象印 |
[3] 人名化
うるるとさらら ‥‥‥‥‥ | エアコン/ダイキン |
Ponta ‥‥‥‥‥‥‥‥ | ローソンのポイントカード、ポイントターミナルの略 |
伊右衛門 ‥‥‥‥‥‥ | 清涼飲料/サントリー |
なっちゃん ‥‥‥‥‥‥ | 果実飲料/サントリー |
ほんの一部の例ではありますが、上記を見てみますと[1] は日本語であるか、英語であるかによって印象が変わることが分かります。英語に比べて日本語の方がなじみのある呼び方ですので、親しみやすく感じるのではないでしょうか?
また、[2] 職業・地位では、肩書きを付けることによって本格感、信頼感を感じる事もできます。
[3] 人名化では商品特長を擬人化する事で、親しみやすくアピールする事ができます。