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VOL.46
(2002.12)
商標法によるブランド管理
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最近ではブランドを企業の資産として管理するという、ブランドエクイティ概念が世界的企業の共通認識として定着しています。今回は商標法によるブランド管理についてまとめました。
■登録商標の管理とは
多くのブランドは商標出願・登録されており、権利保護を図られています。 しかし有名なブランドになると類似ネーミングの商標出願やニセブランドによる商標権の侵害が多く発生します。それらのケースの対策として以下の方法が考えられます。
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出願公開データや登録公報データを定期的に監視し、
類似する可能性のある商標をピックアップする。
費用約13万円/年〜 |
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出願商標が登録要件を満たしていないとの情報を
特許庁に情報提供する。
費用約11万円/件〜 |
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登録公報に掲載された商標に対して登録異議申し立てる。
費用約24万円/件〜 |
■ニセブランド、イミテーション製品に対して
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類似商標を使用する者に対して、警告書を送付し、
侵害行為の中止、損害賠償などを求めます。
費用約10万円/件〜 |
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警告書を送付しても、回答が得られない場合
各地の地方裁判所に提起する。
※その後は高等裁判所に控訴、
最高裁判所に上告となります。
費用約100万円/件〜(通常弁護士に依頼) |
上記の内容は通常法務部などで行われるか、もしくは弁理士に委託されていると思います。市場でのブランドの優位性を保つために、今後はブランドに携わる一人一人が権利保護を意識し、より積極的な登録商標の管理を図ることが求められると思います。
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