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VOL.93 (2008.12)
再注目される《エコ》

■エコロジー? エコノミー?
原油価格の上昇や温暖化による環境保全の声も年々高まり、今また《エコ》が各方面で注目されています。 《エコ》は「省エネ」全般を指す言葉してよく使われますが、ECOLOGYを辞書で見ると「生態学とその環境との相互関係を研究する学問。自然環境」とあり、ECONOMYは「家政の、経済の」とあります。「CO2の低排出、環境保全」、「低価格なもの、財布にやさしい」という2つの利点を総称している表現として、ちょうどいい《エコ》という言葉がわかりやすく、世の中に浸透しています。

■エコ商標あれこれ
商標の観点から、《エコ》に顕著性があるかどうかですが、登録商標の状況をみますと、その時代や分類との関係に大きく影響されていることが分かります。 例えば、第5類01C03(歯科用材料)、第16類25A01(紙類)、第30類29B01(コーヒー、ココア)などで、いくつかの企業が《エコ》単体での商標を登録していますが、当時は、識別力があったと思われるものや、商品との関係では関連性が低かった、という状況を窺い知ることができます。 なお、第9類11B01(電気通信機械器具)、第11類09B01(ボイラー)、第12類12A05(自動車)などでは、《エコ》単体での商標は登録がありません。その一方、「ECO」の文字をデザイン化した構成での登録が数多くみられます。少なくとも、これらの商品および業界では、《エコ》及び《ECO》の文字自体は、品質表示等にすぎず、識別力がないものとして扱われていると思われます。 今後も多くの企業から「エコ○○」「○○エコ」といった出願が予想されますが、通常では識別力が弱いと思われる「グリーン」「ファイン」「ダブル」などとの組合せで既に登録されていることから、新たな「エコ○○」の登録は組み合わせによっては可能性があると思われます。

【身の回りのエコ・ネーミング例】  ( )内は商標の権利者、または使用企業。

・ecoジョーズ (東京ガス) 東京ガス、大阪ガスなどの省エネ給湯器
・エコキュート (関西電力) 「自然冷媒ヒートポンプ給湯機」の愛称。
電力会社の他、複数のメーカーが製造
・eco ideas (パナソニック) 「すべての事業で環境負荷を削減する」ことをテーマに取り組んでいるもの
・ecoスタイル (東芝) 冷蔵庫、掃除機、洗濯機など省電力の商品シリーズ
・Eco-Drive (シチズン) 光エネルギーを電気に変換して動く時計(電池交換不要)。自動車業界ではCO2の排出量を減らす、環境にやさしい運転を指す場合も
・エコ検定 環境社会検定試験。環境に対する幅広い知識をもち、率先して環境問題に取り組む“人づくり”、そして環境と経済を両立させた「持続可能な社会」を目指すもの
・エコ・ファースト制度 企業が環境大臣に対し、自らの環境保全に関する取組を約束する制度。航空業界ではANAが最初に認定を受け、「エコ・ファースト企業」に

※別分類で表記以外の企業が権利を所有している場合もあります。




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