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最新ネーミング事情Vol.49 アプリのネーミング

現在スマホの普及率が約4割、そしてさらに増加傾向にあるということで、スマホアプリや無料携帯ゲームが続々発表されています。最近では「パズドラ」が1200万ダウンロード達成というニュースもありました。

今では企業・個人を問わずにアプリ開発やサービス提供ができるようになり、毎日多数の新アプリが登場しています。

そんなアプリのネーミングを考える際に、まず気をつけたいポイントは文字数です。アルファベットだと半角11文字、日本語だと6文字以内が理想です。
これ以上長すぎると、画面に表示された時にネーミングが省略されてしまうので、内容や特長がしっかりと伝わらなくなってしまいます。この文字数の中でメッセージやサービス特長を表現するのは、思っているより難しいのではないでしょうか。

そしてもう一つ忘れてはいけないのが商標登録です。
プライベートだけではなく、社内ツールとしても使われている「LINE」ですが、日本国内のユーザーは4100万人を越えているそうです。 この「LINE」は第9類(スマートフォン用アプリケーションソフトウェア 他)以外にも、16,28,35,36,38,41,42類と複数の分類において商標登録(NHNJapan株式会社)されています。

もちろん全てのアプリ名称が登録されているわけではありませんが、企業やブランドのアイコンとして使用されることも考えられます。
限られた文字数の中でのネーミング開発だけでもハードルは高いですが、サービス提供の前には弁理士商標調査・登録をお勧めします。